社労士試験合格のための、結構ポイントな科目です。
労働保険徴収法…なかなか取っつきにくい科目です。数字や計算が登場しますね。
そして、徴収法は単独科目での出題がないこと、選択式試験では出題されないということで、「捨て科目」にしてしまう受験生もいるのではないでしょうか。
実際、そのように捨て科目にして合格した受験生もいるかもしれません。しかし、それは危険な賭けといえます。
徴収法をすててしまったのでは、労災保険法・雇用保険法共に択一は実質「7点満点」となってしまいます。択一も科目別足きりがあり、4点取れないと不合格です。
少し難しい内容が出題された場合、7点中4点取れないなんてことは割とあります。ですからこれはちょっと危険ですね。
実は、徴収法は試験範囲が狭く、それにもかかわらず択一6点分もある、おいしい科目なのですよ。
とっつきにくいことから「一見さんお断り!」っていう印象ですが、勉強量に見合った点が取れる科目です。
ここで点が稼げると、社労士試験の択一合格はグッと楽になってきます。
実務を知らないと、似たような言葉が多く出てきて混同してしまうかもしれません。概算保険料と確定保険料、有期事業の一括と請負事業の一括や継続事業の一括など、それぞれ違うものですから混同しないようにして下さい。
何回か勉強して慣れれば大丈夫だと思います。
手続の勉強が多いですから、何だか淡々とした勉強になってしまいがちなのですが、実務では重要となります。実際に自分が提出書類を書くようなイメージを持って勉強してみてはどうでしょうか。
食わず嫌いで食べないのはもったいない!労働保険徴収法をしっかり勉強して、択一の点をおいしくいただきましょう!