労働基準法を超高速で勉強する。

 

社労士の勉強を始めると、最初に触れるのが労働基準法ではないでしょうか。
労働基準法は、社労士試験科目の基礎となるものですから、しっかりマスターしていきましょう。

 

 

そもそも労働法は、労働者保護のための法律です。

 

本来労働契約は、使用者と労働者が対等な立場で契約するもののはずなのです。

 

しかし、現実問題として、使用者のほうが強い立場にあります。そこで、使用者と労働者を対等な立場に立たせるため、労働者の労働条件等について労働基準法が定められ、この労働基準法の基準に満たない労働条件の契約は無効とされています(労基法13条)。

 

この労働基準法は、いわゆる強行法規です。契約当事者が納得して労働基準法に違反する契約をしても、労働基準法のほうが優先されるのです。

 

そして、場合によっては、労働条件を守らない使用者に対しては罰則が科せられます。このようにして、労働者の権利は守られることになるのです。

 

 

社労士の労働基準法は、条文はもちろん、通達や判例からの出題がなされます。そして近年は、判例からの出題が目立ってきました。判例については、最高裁判例からの出題がほとんどなので、最高裁レベルの判例をおさえておけばいいでしょう。逆に、最高裁レベルの判例は、どれも出題可能性がある、ということです。特に、記述式での出題が増えていますので、記述式対策のためにも、判例はしっかり勉強しておきたいですね。

 

労働基準法は社労士の勉強の基礎となるものの、この科目にばかり拘って勉強していては、なかなか全科目の勉強を終えることができません。
超高速で全体を回すためにも、あまり拘らずにどんどん先に進んで勉強を進めていきましょう。

 

 

労働基準法は、択一試験では70問のうち7問の出題です。大事な割に意外と少ない出題数ですので、他の科目との兼ね合いからも、あまり力を入れすぎないようにしましょう。

 

私のサイトで配布している特典を見てみる。